【SIGMA 16mm F1.4 DC DN レビュー】ボケ感が最高!ポートレートに最強な広角単焦点レンズ

 

けーすけ
広角単焦点レンズって良いですね。

 

どうもこんにちは。プラマケのけーすけです。

 

昨年の夏頃に初めて、SONYのミラーレス一眼『α6000』を購入して最初のレンズに選んだのが、SONYの単焦点レンズ『SEL35F18』。

 

α6000を購入するまでは、iPhoneで撮影していましたが、ズーム使ったことがないよなぁ。と思い初心者でも使いやすいと評判だったこの単焦点レンズにしたわけです。

 

それから月日は流れ、ようやく2本目のレンズを購入しちゃいました。

 

それがこちら。

 

16mmという広角でF1.4なので背景もとろっとろな映像が撮れますので、Vlogを始めとするYouTube界隈で”神レンズ”と言わしめる、とても人気のあるレンズですね。

 

このレンズの3つの大きな特徴を”プロ素人カメラマン”のぼくが分かりやすく紹介したいと思います。

 

ではさっそくみていきましょう。

 

 

 

SIGMA 16mm f1.4 DC DN | Contemporary

 

 

ここ数年、すごく勢いのあるSIGMA(シグマ)。

 

そのシグマから魅力的なレンズが発売されたのが2017年11月。
発売から約2年半が経過した今でも大人気のレンズがこの広角単焦点レンズの”16mm f1.4 DC DN”なんですね。

 

APS-CのEマウント用とマイクロフォーサーズ用の2種類販売されています。

 

ちなみに、”DC”と”DN”というのはシグマ専用の表記で、

 

  • DC=APS-C専用のレンズ
  • DN=ミラーレス専用のシリーズ

 

という意味合いです。

 

箱を開けると高級な卵が入ってそうなパックに包まれたレンズが。

 

 

中身はレンズフードと

 

 

レンズですね。

 

 

サイズ的には個人的には思っていたよりは、『お、小さいな』という印象でした。

 

α6000につけるとこんな感じです。SEL35F18に比べると長いので一気に”カメラ感”が出ましたね。

 

 

上から。

 

 

F値1.4でとにかく明るい

 

レンズを選ぶ際の基準のひとつに『F値』があります。

 

レンズを見てもらえれば分かるのですが、このF値はレンズのどこかに記載されています。
このシグマのレンズだと、このオレンジで囲った数字がF値。

 

 

F値というのは別名”絞り値”とも呼ばれていて、これは何を表す数値かというと『カメラに取り込む光の量を数値化したもの』です。

 

一般的に、F値が小さくなればなるほど多くの光を取り込むことが出来て、大きなボケを楽しむことが出来ます。なのでF値が小さいほど明るくボケた写真が撮れるということです。

 

 

このSIGMAの16mm F1.4というのは、僕みたいな技術のない超初心者のプロ素人カメラマンでもとても明るく撮れるレンズなんです。

 

焦点距離16mmで広く撮れる

 

 

SEL35F18を購入した時の記事にも書きましたが、
焦点距離というのは『レンズの中心点からイメージセンサーまでの距離』のことです。

 

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ちなみにイメージセンサーというのは、レンズを外したときに見える、

 

 

こいつです。この赤枠で囲んだミラーみたいなやつがイメージセンサー。

 

覚えておいて欲しいのは、焦点距離が短くなれば撮影できる範囲が広くなって、焦点距離が長くなれば撮影できる範囲が狭くなるということです。

 

このSIGMAのレンズは、焦点距離が16mm固定なので、いわゆる『単焦点レンズ』と呼ばれます。そして焦点距離が16mmでフルサイズ換算だと焦点距離が24mmになりますので、『広角レンズ』ということになりますね。

 

なので、『広角の単焦点レンズ』なんて呼び方をします。なんかカッコいい響きですよね。

 

普段使っているSEL35F18とこのSIGMAの16mmの画角の違いを簡単に比較してみました。
左が『SEL35F18』で右が『SIGMA 16mm F1.4』です。(スライドにしてみましたので左右に動かしてみてください。)

 

[twenty20 img1=”5503″ img2=”5504″ offset=”0.5″ before=”SEL35F18″ after=”SIGMA 16mm F1.4″]

 

[twenty20 img1=”5502″ img2=”5501″ offset=”0.5″ before=”SEL35F18″ after=”SIGMA 16mm F1.4″]

 

どうでしょうか。
え??そんなに違うの??ってくらい違いますよね。

 

一気に画角が広くなって撮影の幅が広がりますね。

 

コスパが高い

 

SIGMAのミラーレス用のレンズには、最高級の『Artライン』というシリーズがあるのですが、このArtラインのレンズラインナップは19mm F2.8 DN、30mm F2.8 DN、60mm F2.8 DNの3本が展開されています。

 

一方、今回購入したレンズは『Contemporaryライン』というシリーズ。

 

 

このシリーズのレンズラインナップは、この16mm F1.4 DC DNと30mm F1.4 DC DNの2本。

 

気付きましたでしょうか?

 

最高級ラインのレンズよりもF値が小さいんです。
基本的に、F値が小さく慣ればなるほどレンズの価格は高くなると言われていますが、最高級ラインのレンズよりもF値を小さくしたのに価格が安いんですね。

 

推測ですが、ミラーレスシステム的に光学的に収差を補正するのに最適なのが恐らくF2.8というF値なのかなと。

 

一方Contemporaryラインは、光学的になんとか頑張って収差を補正しながら、ボディ側の設定でも補正することを前提に設計されているので、ArtラインよりもF値を小さく出来てこれだけの性能で、この4万円という価格を実現できたのではないでしょうか。

 

とりあえず難しい話は置いておいて、この性能でこのボケ感を4万円で購入出来るというのは、もう本当に神レンズと言っても過言ではないですね。

 

『明るい、ボケる、広く撮れる』だけじゃない

 

ここまでの3つの特徴だけでも即購入してもいいくらいおすすめなこのレンズなんですが、もちろん他にも特徴というか、初心者でも扱いやすい要素があるんです。

 

1つ目は『逆光に強い』という点。

 

 

 

SIGMAの同じContemporaryラインの”30mm F1.4 DC DN”に比べ、最新技術をこれでもかと投入していますので、フリンジも出にくくなっています。

 

逆光に負けない描写力がありますので、初心者の方も特に気にせず撮影できるかと思います。

 

焦点距離が風景やスナップにちょうどいい

 

2つ目は16mmという焦点距離が普段使いにちょうど良いという点です。

 

焦点距離16mmなので、フルサイズ換算で24mmになるのですが、この24mmという焦点距離が風景撮影に本当にちょうど良い画角なんです。

 

 

 

 

あと、今日は撮影してませんがもっと重宝するのが”建物内”での撮影ですね。

 

狭い室内でどうにもこうにも距離が稼げない時でもこの広角レンズならバチっと広い画角で撮影することができます。

 

25cmの最短撮影距離でグッと寄れる

 

3つ目は最短撮影距離。

 

3つの特徴にランクインさせても良かったなーと思えるほどにびっくりしたのが、この最短撮影距離の25cmという距離。

 

もうね、めちゃくちゃ寄れるんです。

 

 

 

F値とか焦点距離って、レンズ購入の時に気にすると思うんですが、最短撮影距離って意外と気にしないですよね。

 

被写体に寄れるって撮影するにあたって重要な指標になってきますので、この25cmというのはありがたい。

 

まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

ポートレートも風景も人物もブツ撮りもテーブルフォトにも使えるマルチな広角単焦点レンズ『SIGMA 16mm F1.4 DC DN』の紹介でした。

 

 

最新設計のおかげで広角特有の歪みも周辺落ちもほとんどなく四隅までしっかり写すことができる満足度の非常に高いレンズです。

 

オールマイティに使えるレンズなので、初めての1本にもオススメで旅先に持っていきたいレンズNo.1間違いないです。

 

コンパクトで明るくて広角で非常に高い性能を誇るレンズが4万円というとてもリーズナブルな価格で購入出来るのは本当にすごいですね。

 

純正やカールツァイスなどのレンズに注目しがちですが、SIGMA製のレンズはそれらにも負けない描写性能を持っていますので、レンジ選びで迷っている方はぜひ検討してみてください。

 

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