初売りセールを制するたった2つのコツと福袋を買わない理由。

 

けーすけ
鬼門。福袋マジック。

 

どうもこんにちは。プラマケのけーすけ(@PRAGMATICMARKET)です。

 

みなさん、福袋の季節がやってきましたよ。

 

いつもは商品紹介ばっかりしている僕ですが、こう見えてファッション業界の中の人でもある僕が、これから迎える「初売り」で賢く買い物をするコツと、僕自身が福袋を買わない理由をお話ししようかと思います。

 

福袋に関しては、永遠のテーマといいますか、「買う派」と「買わない派」の論争が勃発しそうですが、心をフラットな状態にして、気楽な感じで読んでいただければと思います。

 

それではいってみましょう。

 

 

初売りで賢く買い物するコツ

 

 

初売りセール開始日を把握する。

 

これはもう大鉄則とも言えますが、セール開始日を知ってますか?ということですね。

 

大体、初売りというのは1月2日か3日スタートが多いです。最近では、イオンなどのショッピングモールでは、1月1日も休まず営業していますので、そういったモールに入っているテナントのセールを狙っているなら、1月1日からフル稼働できる体制を取ってください。

 

狙い目は「セール初日」。遅くても2日目。

 

「正月始まったばかりなんだから、元日から行かなくてもいいじゃん。」とお考えのあなた。

 

もう欲しいもの完売してます。残念ながら。人気ブランドならなおさらです。断言します。本当にお買い得な商品は、セール初日か遅くても2日目には買いに行かないとGETできません。

 

初売りセールというのは、もちろん正月に開催されます。年の初めだから。日本国民の半数以上がおそらく一斉に休みのタイミングです。お店からすれば、集客効果は絶大なわけですよね。

 

しかも、正月のお店の売上、特にセール初日の売上って、1年間の中で最も高いんです。夏のセールよりも、最近流行のブラックフライデーのセールよりも、12月の年末商戦のどの日よりも、高い売上なんです。

 

ということは、欲しい商品を他の人に買われる確率がグーンと上がるわけですね。なので、セール初日か2日目にいくことをお勧めします。

 

初売りセールの対象となるものって、その年の秋冬アイテムがメインになることが多いのですが、例えば誰もが欲しいと思っている10万円のコートがセール価格で3万だったとします。需要と供給で考えた時に、「誰もがお買い得だと感じる商品」に需要が集中するのは当然ですよね?

 

1年のうちで、1番集客がある日に、1番お買い得な商品が並んでいたら、そりゃもちろんあっという間に売れて無くなってしまうじゃないですか。だから、初日か2日目が大事ということです。

 

以上が、アパレル業界の中の人が考える、初売りを制するたった2つのコツです。あとは、みなさんが寝坊しないことをただ祈るのみです。

 

では、初売りを制するコツを習得したので、次は「福袋」についてお話ししていきたいと思います。

 

福袋マジックに騙されるな

 

初売りセールのメインイベントでもある福袋。

 

ついつい買ってしまう福袋。本当にお得かどうか分からないまま、セールの雰囲気と勢いにやられて、気がついたら色々なブランドの福袋を買ってしまって、開けたはいいものの「これちょっと着ないよね」とか「思ってたのと違う」なんてことありませんか?

 

それ、福袋マジックにやられてます。福袋って、失敗しても次の福袋まで丸1年時間が空くので、失敗したことすら忘れてしまってるんです。なのでまた購入してしまう。これの繰り返しです。

 

でも皆さん、思い返してください。福袋の中身で、いわゆる「当たり商品」以外のアイテムって、無難なデザインや無難な色のアイテムしか着てなくないですか?福袋の中身の半分以上は全くといっていいほど着ていないのではないでしょうか?

 

福袋は「売れ残り品」がほとんど

 

僕自身が福袋を買わない理由はただ1つ。

 

中身のほとんどが「売れ残り品」もしくは、福袋用に作られた「高粗利商品」だから。

 

要するに、「得する商品がほぼ入っていない」ということです。企業にとって「売れ残り品」と「高粗利商品」という2つの観点でお話ししたいと思います。

 

売れ残り品について

 

アパレル店員をはじめとするファッションアイテムを販売するショップスタッフだと周知の事実だと思いますが、福袋って、購入する僕ら側からすると、「お買い得品」のイメージが強いですが、企業側からすると「在庫処分」であることが多いんです。

 

経営的な視点で言うと、商品(在庫)と言うのは、会社にとって「資産」です。

 

少し難しい話になりますが、税法上、在庫というのは、将来的には現金化されるであろう「換金資産」であり、現金と同じ扱いを受けるんです。なので、在庫の増加は現金の増加と同じにように会社の所得金額にカウントされます。ということは、「在庫にも税金がかかってくる」ということです。

 

なので、売れない商品を抱えて税金取られるくらいなら、売れない商品たちをまとめて福袋に詰め込んで、安くてもいいから現金に変えてしまおうということですね。

 

 

高粗利商品について

 

これは数年前からアパレルショップなんかで見かけるようになった「中身の見える福袋」のことです。福袋の横にトータルコーディネートされたマネキンが立ってますよね?あれです。

 

あれって、購買する側からすると、中身が見えるから安心して購入できる福袋なんですが、お買い得商品でもなんでもなくて、「福袋用に作られた利益が取れる商品」を福袋にしてるだけの、お手軽全身コーデ用のセット商品なんですね。

 

なので、ワクワク感もないし、福袋なのに、どれを取っても中身が一緒。隣の人と同じコーディネートの出来上がり。となるわけです。

 

企業側から意図的に「安心」を買わされているだけの、企業が得する福袋なんですね。先ほど説明した「1年で1番集客がある」初売りセールを使って売上と利益を回収させられているんです。

 

「売れ残り品」と「高粗利商品」の関係性

 

ここまで読んでいただければ、もうお分かりだと思いますが、福袋というのは、

 

「売れ残った商品を値下げしてまとめて在庫処分すると同時に、在庫処分に使った値下げ分の利益補填を中身の見える福袋で回収している」ということなのです。うまいことできてますよね。

 

だから僕は福袋は買いません。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

今日は、これから迎える「初売りセールを制する2つのコツ」と「僕が福袋を買わない理由」をお話ししました。

 

もちろん、世の中のショップさん全部が全部、こういうやり方をしているわけではありません。それは誤解のないようにお願いします。あくまでも皆様の自己判断でお願いします。

 

売れ残った在庫はそのほとんどが焼却処分されているのもまた事実ですので、企業側としても、なんとか販売して売上に繋げて、会社を永続させるための手法ですので、責めることができないのも事実。

 

難しいところです。なんにせよ、初売りはもうすぐそこに迫ってきてますので、どうぞ皆様いいお買い物ができますように。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

それではまた。

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